しなやかな貴金属

淀みのrhythmからなる雪隠

2023-01-01から1年間の記事一覧

今日の散文 #9

しかしながら。 『加速することができないスピードで書く、私たちの生涯 夢叶わずと知って今、それでも軽やかに駆ける勇気はあるか? 沈み込むまでに確定し、ドパミンを使って決断し、捨て去るものへの配慮は忘れずに、但し振り返ってはならない 碧く鈍色に…

今日の散文 #8

磁場 爛れたセレブは、企図の滑りやすさとの比較において黒塗りに響きました。そろそろと盗んだピューリッツアー賞のそれは、斑点カラアの挑戦ガァ存在として無痛された薫陶兵。王とバラムツ蘭蘭と進む静かは輪に連れ去って聞きませんよ、!陽翼サンバととも…

過去

故郷ははみだす運命 憧憬を殺せ、朝。

今日の散文 #7

モダンな魂 うつりにけりな魂を降ろしてくる方法を知っていますかがつまり息を百会で吸って拇指球で吐くのですが中国政府の陰謀で愛がろ過されていますので僻んでも無駄というよりもむしろ連鎖していくよりも輪であると言える呼吸ですがいずれ終わりはありま…

2023 春 短歌

6日遅れですがなんとか継続してます。春というとどうしても思い浮かぶ材料が桜ばかりになってしまうのがむつかしい。教養も、感性もだめなので。つまりは精進します。 1. 春一番杉の恋文あてどなくその眩しさに目を擦る君 2. 心機一転新大陸暦も貼り替え終わ…

今日の散文 #6

1. おまえが羨ましい。 音の鳴る方へ駆けてゆけばよいおまえの脚が。 おまえが羨ましい。 微かにふるえる音叉を浅ましくも切り裂いたおまえの手が。 おまえが羨ましい。 わたしのすべてであった奇蹟を穿つおまえの目が。 おまえが羨ましい。 ことばを詠うた…

今日の散文 #5

すずめ 私の名前は雀 夕立の中の雀 ただノスタルジーに溺れ、君たちの定位ともいえる愛する組織にいれてくれないか?そこには、罵倒も、暴力も、ない ただ生きることがきらいな人が一生懸命生きようとしているところ、そういう場所です。つまり、空です。一…

今日の散文 #4

神の館 心臓の音を弾ませ、もちろん奏でられるのは命に支障あるていどのことなのだ 全ての色つきの言葉たち 夢幻に踏まずな洛陽神殿 まま、であれ まま、であれ まま、である まま、ではなくなれ 青の接吻くろくなり進む火の玉明日には降ってくる雹 「ごめん…

今日の散文 #3

1. 最近,毎日同じ夢を見る。きつね色の空の下,視界いっぱいに広がるラベンダー畑を踏んづけて回る夢。一歩踏みしめるたびに,おれの大好きな,芳醇な紫色の香りが立つ。鼻の中に滞留したまことに美味な空気が沈み込まないうちに,また一歩,また一歩踏みし…

今日の散文 #2

1. きれいなものを食べれば、きれいになれると思っていました。だから、わたしはいつもきれいなものを積極的に食べました。5円チョコ、ティラミス、ミルクセーキ、カラメル、エンゼルフレンチ、あまおう。いつでも甘さは、きれいです。砂糖は、わたしを裏切…

今日の散文 #1

1. ポパイの朝食は、いつも詫びしい。縮こまったソーセージ。干からびたベーコン。黒色の殻の卵。それらがつねに用意され、料理され、保存される。わたしたちの胃袋は、それらに最適化された存在で、空虚こそが空白に空腹であることを祈る哀れな子羊なのであ…

2022~2023 冬 短歌

今年の冬も,寒かったですね。私事ですが,短歌を始めました。ゆるく続けていきます。毎シーズン100首作れるおじいちゃんを目指して,頑張っていきたいと思います。 1. 冬の朝我仁王立ち畦道に黄金(こがね)の滝壺煙立たせる 2. 雪化粧稚児が真っ赤に粉吹いた…

判子の美学

文字が踊るようになった なんとなく必要な文字は浮き上がるようにしてくれている 角度も、どんなに個性的にも でもくうちゅうにのる性格の良い判子だ まなざしこそが判子だと思う まなざされることによって、彼らは権威を察知する ぼくが去っていくのは見て…

思弁的実在論わけわからん「簡単!メイヤスーの巻」

思弁的実在論は,メイヤスー,グラント,ハーマン,ブラシエの四流派それぞれ違う道筋で人間と非人間という区分を疑っていく思想という理解です。なんだか,当たり前すぎて逆によくわかりません。アクターネットワークセオリーも,オブジェクト指向存在論も…

すごい速度で文章を量産する方法と、今日から実践するという決意

私は文章を書くのがとても苦手だ。大学のレポートやエッセイなどの長い文章を書こうとしても、なかなか重い腰が上がらないし、仮に書き始めることに成功したとて、筆が遅々として進まないことが多い。いつも、ぼんやりとしたイメージは固まっているように思…

散文×自由連想法的 みなさん自由におれの精神を分析してください

はじめに 精神分析には、連想を高い強度で続けていって、それらの前後のつながりから無意識を紐解いていく、自由連想法という手法があります。先程、ふと「これをセルフでできないものか」と思い立ち、ロジカルな脳内での推敲をできるだけ排除したうえで、本…