しなやかな貴金属

淀みのrhythmからなる雪隠

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の散文 #1

1. ポパイの朝食は、いつも詫びしい。縮こまったソーセージ。干からびたベーコン。黒色の殻の卵。それらがつねに用意され、料理され、保存される。わたしたちの胃袋は、それらに最適化された存在で、空虚こそが空白に空腹であることを祈る哀れな子羊なのであ…

2022~2023 冬 短歌

今年の冬も,寒かったですね。私事ですが,短歌を始めました。ゆるく続けていきます。毎シーズン100首作れるおじいちゃんを目指して,頑張っていきたいと思います。 1. 冬の朝我仁王立ち畦道に黄金(こがね)の滝壺煙立たせる 2. 雪化粧稚児が真っ赤に粉吹いた…

判子の美学

文字が踊るようになった なんとなく必要な文字は浮き上がるようにしてくれている 角度も、どんなに個性的にも でもくうちゅうにのる性格の良い判子だ まなざしこそが判子だと思う まなざされることによって、彼らは権威を察知する ぼくが去っていくのは見て…

思弁的実在論わけわからん「簡単!メイヤスーの巻」

思弁的実在論は,メイヤスー,グラント,ハーマン,ブラシエの四流派それぞれ違う道筋で人間と非人間という区分を疑っていく思想という理解です。なんだか,当たり前すぎて逆によくわかりません。アクターネットワークセオリーも,オブジェクト指向存在論も…