1. おまえが羨ましい。 音の鳴る方へ駆けてゆけばよいおまえの脚が。 おまえが羨ましい。 微かにふるえる音叉を浅ましくも切り裂いたおまえの手が。 おまえが羨ましい。 わたしのすべてであった奇蹟を穿つおまえの目が。 おまえが羨ましい。 ことばを詠うた…
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