しなやかな貴金属

淀みのrhythmからなる雪隠

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の散文 #6

1. おまえが羨ましい。 音の鳴る方へ駆けてゆけばよいおまえの脚が。 おまえが羨ましい。 微かにふるえる音叉を浅ましくも切り裂いたおまえの手が。 おまえが羨ましい。 わたしのすべてであった奇蹟を穿つおまえの目が。 おまえが羨ましい。 ことばを詠うた…