2023-03-10 今日の散文 #4 散文 神の館 心臓の音を弾ませ、もちろん奏でられるのは命に支障あるていどのことなのだ 全ての色つきの言葉たち 夢幻に踏まずな洛陽神殿 まま、であれ まま、であれ まま、である まま、ではなくなれ 青の接吻くろくなり進む火の玉明日には降ってくる雹 「ごめんなさい」 「必ず許します」 「許してください ごめんなさい 本当にごめんなさい 許してください!」 「わかっています」 彼の誠意とカシミール色のグリフォンとの一致踊るように立つ。